
寒さが厳しいこの季節、外に出るのがおっくうになりますよね。
とはいえ家にこもってばかりでは、運動不足で体重が増えたり、免疫力が落ちたり、あまり良いことがありません。
そこでおすすめするのが「ウォーキング」。
冬のウォーキングには、ただの運動以上の価値があるんです!
この記事では冬にウォーキングをする3つのメリットと、ウォーキングの効果を高める3つのポイントを紹介します。
目次
1. 良いことづくし!冬にウォーキングする3つのメリット

冬のウォーキングには、この季節に起こりやすい悩みをまとめて解決する効果が期待できます。
寒い季節の悩みといえば、冷え症や免疫力の低下、メンタルの不調など。
これらをまとめて解決する、ウォーキングのメリットを3つ紹介します。
1-1. 血流改善で冷え知らず
ウォーキングは冷え症の改善にぴったりの方法です。
冬は外の気温が下がることで血流が悪くなったり、運動量が減ったりして、体が冷えやすくなる季節。
特に手足など、末端部分の冷えに悩む方も多いのではないでしょうか。
正しい姿勢で腕を振りながら歩くウォーキングは、全身の筋肉を動かす運動。
そのため体全体の血流が促され、手足まで血が巡ることで、体全体が温まりやすくなります。
1-2. 体温を上げて代謝&免疫アップ
ウォーキングで血流が改善されて体温が上がると、プラスアルファのメリットがあります。
まずは基礎代謝の向上です。
人間の基礎代謝は、体温が下がると少なくなり、体温が上がると増えるもの。
ウォーキングを習慣にすると、血流の改善や筋肉の増加によって体温が上がるため、基礎代謝の向上が期待できます。
また体温を上げると、免疫力アップの効果も期待できるんです。
人は免疫機能をもつ白血球を血流にのせて巡らせることで、体内の病原体を発見し、対処しています。
体温を上げて血流を良くすることで、白血球が病原体を発見しやすくなるため、病気に対処する力である免疫力アップにつながるのです。
1-3. 幸せホルモンで心も元気

一定のリズムで歩くウォーキングには、セロトニンの分泌を促す効果が期待されています。
冬は日照時間が少なくなることから、セロトニンの分泌量が少なくなりがちです。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれており、不足すると心が不安定になったり、ネガティブな気持ちが起こりやすくなってしまいます。
セロトニンの分泌を促せるウォーキングは、セロトニン不足になりやすい冬にぴったりの運動なんです。
2. 冬のウォーキングをより効果的にする3つのポイント
寒い季節にとって良いことづくしのウォーキング。
ただ歩くだけでも効果はありますが、せっかくならより効果的な方法で歩いてみませんか?
ここからは冬のウォーキングの効果を高める3つのポイントを解説します。
2-1. 準備運動をしっかりおこなう

健康のためのウォーキングですが、寒い季節はしっかり準備しないと体調を悪くしてしまう可能性があります。
冬は室内と屋外の気温差が大きいことで血圧が急に上がり、心臓や血管、脳への負担がかかるおそれがあるのです。
場合によっては心筋梗塞や脳卒中を起こす危険もあるため、いきなり外へ出てウォーキングをすることは避けましょう。
10分ほど室内でストレッチして、血圧の急上昇を予防しながらウォーキングしてください。
2-2. 明るい時間帯に歩く
外でウォーキングするなら、朝や昼など明るい時間帯がおすすめです。
私たちの体は日光を浴びることで、免疫力や心の健康に欠かせないビタミンDとセロトニンを作り出しています。
冬は日照時間が短くなることで、日光を浴びる機会が減ってしまう季節。
そのためビタミンDとセロトニンも不足しやすくなってしまうんです。
ウォーキングするときは、ぜひ明るい時間帯を選んで、日光パワーでビタミンDとセロトニンを増やしましょう。
2-3. 薄すぎず厚すぎない服装を選ぶ
冬のウォーキングは服装選びも大切です。服装が薄すぎると、運動で上がった体温以上に外気で熱が奪われてしまいます。
熱が逃げやすいのは三つの首(首、手首、足首)から。
ネックウォーマー、手袋、リストバンド、靴下などを活用して、体温が逃げないように工夫しましょう。
一方で「熱が逃げないように」と、厚着をしすぎるのもNG。
厚着で汗をかくと体温が下がり、汗が冷えることでより一層体温が下がってしまいます。
冬の汗冷えは風邪のもと。薄めの服を重ね着して、汗をかく前に脱いで調節しましょう。
3. まとめ|冬はウォーキングで身も心も元気に!
冬のウォーキングには、冷え症の改善や代謝・免疫力アップ、メンタル改善など、さまざまなメリットが期待できます。
太陽が出ている明るい時間帯におこなうと、ビタミンDやセロトニンの効果で、さらに心身への良い効果が期待できますよ。
家から一歩出て、凛と澄んだ空気を感じながら、ウォーキングで身も心も元気にしてみませんか?
【参考】
冬ウォーキングのすゝめ│浜本整形外科医院
冬のウォーキングで免疫力アップ!おすすめの服装や時間帯を紹介 | ティップネスマガジン
「冬のウォーキング」はここに注意 5つの方法で治療効果を高める | ニュース | 糖尿病ネットワーク
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