
コロナ禍を経て、以前よりもマスクをする機会が増えてから、目の印象が気になっている方も多いのではないでしょうか?
目が素敵だと、表情全体が明るく見えて、周りからの印象も良くなります。
しかし「きれいな目」とは、具体的にどのような目なのでしょうか?
この記事では、
- きれいな目の特徴
- 大人の目がくすんで見える理由
- 目をきれいにするためのケア方法
を紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
目次
1. 「きれいな目」ってどんな目?

「きれいな目」と聞いて、赤ちゃんや小さな子どもの目を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実は、あの澄んだ目には理由が2つあるんです。
ここからは、赤ちゃんや子どもの目がなぜきれいなのか、詳しくご説明します。
1-1. 白目がきれいで透明感がある
人の目には、白目の表面を覆う「強膜」という部分があり、その奥に黒い膜(脈絡膜)が隠れています。
赤ちゃんの目は、この強膜が薄いのが特徴。
そのため奥の黒い膜が透けて見えて、白目が青白く、透明感があるように見えるのです。
また白目がきれいだと、対比効果で中央の黒目がより引き立ち、生き生きと目力がある瞳に見えるとも言われています。
1-2. 目の表面にうるおいとツヤがある
赤ちゃんや小さな子どもの目といえば、きらきらと輝いている印象がありますよね。
あの輝きの秘密は、目の表面の潤い。
赤ちゃんや小さな子どもは涙の質が安定していて、目の表面が乾燥せず、常に涙で覆われて潤っています。
そのため、目の表面に光を受けると、水分が反射してきらきら輝いて見えるのです。
2. 大人の目がきれいに見えない原因

目を美しく見せるポイントは、「白目の透明感」と「潤い」です。
つまり反対に、
- 白目が濁ったり、充血したりしている
- 目の表面が乾いている
という要素があると、目の印象が暗くなってしまいます。
なぜ大人の目にこういったことが起こるのか、その理由を簡単に解説します。
2-1. 白目の濁り・充血
赤ちゃんの白目がきれいな理由は、眼球を覆う膜(強膜)が薄いから。
しかし、年齢を重ねるとその膜が厚くなって、白目が曇ったように見え始めます。
そのため、大人の目には赤ちゃんのような透明感を感じにくくなるのです。
また、目の充血はドライアイやアイメイク、ホコリ、花粉、紫外線が原因で起こることがあります。
2-2. 目の乾燥(ドライアイ)
現代で多くの方が悩むドライアイは、涙の量や質が乱れることで起こります。
具体的には
- パソコンやスマホなど画面の見過ぎ
- まばたき不足
- 紫外線
- 睡眠不足
- ストレス
などが、涙の量や質が乱れる原因です。
さらに、年齢を重ねることも原因のひとつ。
涙には油分が含まれており、この油分が涙の蒸発を防いでいます。
しかし、年齢とともにまぶたの皮脂腺(マイボーム腺)の働きが低下して油分が減り、ドライアイになりやすくなるんです。
3. かがやく瞳を取り戻す!おすすめケア3選

健康でトラブルのない目は、やはり美しいものです。
目の健康を維持するには、眼精疲労やドライアイへのケアが欠かせません。
ここからは、目の疲れや乾きを改善しつつ、瞳の輝きを取り戻すための3つの方法を紹介します。
3-1. 目を温めて血行促進&油分を溶かす
目の疲れやドライアイには、ホットアイマスクがとても効果的です。
目が疲れると血の巡りが悪くなり、酸素や栄養が行き渡らず、疲れが回復しにくくなります。
さらに血行不良は、涙の油分を出すマイボーム腺が詰まりやすくなる原因。
ホットアイマスクで目元を温めると、血行が促進され、マイボーム腺の詰まりも解消できます。
3-2. 目薬で潤い補給
目の乾燥が気になったら、目薬で潤いをプラスしてあげましょう。
特に乾燥を感じるときは、涙の成分に似た『人工涙液』の目薬がおすすめです。
また部屋の湿度を保ったり、まばたきを意識的に増やしたりすることも、目の乾燥対策になります。
3-3. 目の周りのツボ押しで疲労軽減
目の疲れは眼精疲労とドライアイ、両方の原因になります。きれいな目のためには、日常的に目の疲れをためないケアが大切です。
自分の手があればどこでもできるツボ押しは、おすすめのケア方法。
筋肉のコリがほぐれ、血行も良くなり、疲れが取れやすくなります。
目の周りのツボは、おおよそ眼球まわりの骨の縁に沿った位置です。
中指と薬指で3秒ずつ押して、少しずつ位置をずらしながら一周してみましょう。
余裕があれば何周か繰り返すと、さらに効果が期待できますよ。
4. まとめ|きれいな目は健康な目から!
美しい目は、健康な目から生まれます。
『目は口ほどに物を言う』という言葉があるように、目の印象はとても大切です。
充血や濁り、乾燥を解消して、輝く健康的な目を手に入れましょう。
ぜひ紹介した方法を取り入れて、日常の目のケアを心がけてみてくださいね。
【参考】
「目がきれい」と言われたい! 目元を若々しく、健やかに保つケア方法を紹介