『朝食は1日のやる気を左右する』
実はこれ、本当なんです。
とはいえ、
「そもそも、なんで朝食が大事なの?」
「忙しくて朝ごはんを抜きがち……」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では朝食に関するお悩みを解決していきます。
具体的には、朝食で得られる3つのメリットや理想の朝食メニュー例をご紹介。
時間がないときの朝食メニューも例を挙げて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
1. 朝食ってすごい!3つのメリット
1日のスタートダッシュは、朝食で決まるといっても過言ではありません!
特に注目したい朝食のメリットを3つ紹介します。
1-1. 体温を上げて免疫力アップ
睡眠時の私たちの体は、体温と脈拍が下がっており、いわゆる休止状態です。
起床後に活動を始めると脈拍が上がり、食事をすると消化吸収のために内臓やその周りの筋肉が動いて、体温が上昇します。
体温が上がると血流が良くなるため、血液の中の免疫細胞(白血球)が体中を巡り、免疫力がアップするといわれています。
1-2. 脳を起こしてやる気&集中力アップ
全身で使うエネルギーのうち、約20%を消費する脳。
脳は寝ているときにも活動してエネルギーを使うため、起床時には体全体がガス欠状態です。
朝食を摂ることでエネルギーが補給され、脳にもエネルギーが巡り、やる気や集中力を高められます。
1-3. 痩せやすさ&健康度アップ
「痩せる=食事を減らす」という考えから、朝食を抜く方もいるのではないでしょうか。
しかし朝食を抜くことは、以下のような健康へのデメリットが多いんです。
- 次の食事で血糖値が急上昇しやすくなる
- 中性脂肪が増えやすくなる
- 便秘になりやすくなる
言い換えれば、朝食を摂ることで上記のデメリットを解消でき、痩せやすく健康的な体に近づくことができます。
2. パフォーマンスがアップする朝食のポイント2つ
朝食のメリットを十分に生かすためには、食事の内容が深く関わってきます。
バナナだけ、ヨーグルトだけ、プロテインだけ……。このようなメニューでは、朝食としては不十分なんです。
ここからは、朝食で意識したいポイントを2つ紹介します。
2-1. 炭水化物|脳のエネルギーを補給
朝食には炭水化物が欠かせません。
炭水化物に含まれる糖質は、体内で分解されブドウ糖になり、脳のエネルギー源になります。
また糖質不足が続くと、体は筋肉を分解してエネルギーを得ようとします。
筋肉量を維持するためにも、朝食では欠かさず炭水化物を摂りましょう。
2-2. タンパク質|筋肉維持&代謝アップ
炭水化物と並んで朝食に欠かせないのが、肉や魚に含まれるタンパク質。
タンパク質が筋肉や内臓の材料として使われるのは、みなさんご存じですよね。
筋肉は常に合成と分解を繰り返しているので、起床時には、体内のタンパク質をすっかり使い切った状態です。
不足した状態が続けば、筋肉は分解されるばかり。
筋肉量を維持するためには、材料となるタンパク質を朝からしっかり摂ることが大切なのです。
またタンパク質を摂ることで、食事誘発性熱産生(DIT)により体温が上がり、代謝も活発になります。
3. タイプ別!理想の朝食例
朝食で大切なのは、炭水化物とタンパク質を一緒に摂ることです。
ここからは朝食のタイプ別に、理想的なおすすめのメニュー例を紹介します。
3-1. ご飯派におすすめの朝食
メニュー例:納豆卵かけご飯
栄養素 | 食品例 | アレンジ・代替案 |
炭水化物 | ご飯 | 雑穀ご飯、オートミール |
タンパク質 | 卵納豆 | 卵……ゆで卵、温泉卵OK納豆→ノンオイルツナ缶、しらすなど |
3-2. パン派におすすめの朝食
メニュー例:ハムチーズトースト、ゆで卵
栄養素 | 食品例 | アレンジ・代替案 |
炭水化物 | 食パン | プレーンベーグル、バゲット |
タンパク質 | ロースハムスライス、チーズ、ゆで卵 | ギリシャヨーグルト、ノンオイルツナ缶 |
3-3. 時間がないときの朝食
メニュー例:コンビニのおにぎり or 糖質が摂れるゼリー飲料 or インスタントスープなど
時間がないときの朝食で優先したいのは、タンパク質よりも糖質です。
上記のメニュー例で炭水化物を摂ったあと、余裕があればプロテインドリンクなどでタンパク質を摂りましょう。
4. まとめ
朝食にはエネルギー補給だけでなく、免疫力アップや集中力アップなどの効果を期待できます。
炭水化物とタンパク質を一緒に食べると、よりパフォーマンスがアップしますよ。
この記事で紹介したタイプ別の朝食メニュー例を参考に、バランスの良い朝食でやる気に満ちた1日をスタートさせましょう!
【参考記事】
朝食におけるタンパク質の重要性 | 【公式】江崎グリコ(Glico)
血糖値が高めの人こそ「朝食が大事」の医学的理由 インスリン分泌を促し糖を調整する食事のコツ | 医療・病院 | 東洋経済オンライン