冬に要注意!乾燥肌になるNG習慣とすぐできる対策を3つ紹介

「洗顔後に肌がつっぱる」

「手指や関節がカサカサする」

寒い季節の肌の悩みといえば、上記のような乾燥肌ですよね。

この記事では乾燥肌の原因と、乾燥肌になりやすくなるNG習慣、今すぐできる対策を紹介します。 乾燥肌になる前に対策すれば、冬も潤った肌を保てますよ。ぜひ参考にしてください!

1. 乾燥肌は『バリア機能の低下』が原因

乾燥肌は、肌のバリア機能が低下することで起こります。

健康的な肌は、肌表面の角質層が潤いを守っています。

具体的には、角質細胞とそれをつなぐ細胞間脂質がぴっちりふたをして、内部の水分を逃さないようにしている状態。

しかし、さまざまな要因で角質細胞の潤いや細胞間脂質の数が減ると、角質層がふたの役割をしなくなります

これが『バリア機能が低下した状態』で、肌内部の水分が逃げやすくなるため、乾燥肌になってしまうんです。

2. 冬は要注意!バリア機能を低下させるNG習慣3つ
2-1. 空気の乾燥

冬は外の空気が乾燥することに加え、暖房で室内も乾燥しがちです。

空気が乾燥すると肌の水分が蒸発しやすくなり、潤いを守る肌の皮脂層も薄くなります。

水分や油分の減少は角質層の細胞のつながりを弱くするため、バリア機能が低下してしまうのです。

2-2. 睡眠不足・ストレス

睡眠不足やストレスは、肌のターンオーバーを乱してバリア機能を低下させる原因です。

冬は日照時間が減るため、幸福ホルモン『セロトニン』の分泌量が減り、ストレスに対抗する力が弱くなるといわれています。

また、セロトニンの分泌量が減ると睡眠の質が低下し、長く寝ても寝不足という状態に陥りやすくなるのです。

これらの原因で肌のターンオーバーが乱れると、肌から水分が逃げやすくなり、乾燥肌につながります。

2-3. 熱いお風呂に浸かる

冬場は冷えた体を温めるために、熱いお風呂に浸かりたくなる方も多いのではないでしょうか?

しかし肌のことを考えると、熱いお風呂はNG。 具体的には42度以上のお湯に浸かると、肌に必要な皮脂が奪われてしまい、肌のバリア機能が低下するといわれています。

3. すぐにできる乾燥肌対策3選

冬は乾燥肌になる条件がそろいやすいため、早めの対策が大切です。

ここからは、今すぐできる乾燥肌対策を3つご紹介します!

3-1. 加湿器や濡れタオルで湿度を上げる

空気の乾燥は肌の大敵。肌に最適な湿度は50〜60%といわれています。

加湿器を使ったり、濡れタオルを部屋にかけたりして、部屋の湿度を少しでも高く保ちましょう。

ほかには

  • 鍋でお湯を沸かす
  • 入浴後に浴室のドアを開けておく

といった方法でも、加湿効果を期待できますよ。

3-2. こまめに水分を補給する

かくれ脱水』という言葉があるほど、冬は水分摂取量が少なくなりがちです。

体の水分がなくなるということは、当然肌の水分も少ない状態。

こまめに水分補給することは、脱水対策と同時に肌の潤いを保つことにもつながります。

おすすめは常温もしくは温かい水を飲むこと。コーヒーや緑茶は利尿作用があるため、これらの飲み過ぎには注意しましょう。

3-3. 洗顔・入浴後はすぐ保湿する

洗顔や入浴をしたあとは、肌から水分が逃げやすいタイミングです。

顔や体を拭いたり、着替えたりしている間にも、肌の水分はどんどん逃げていきます。

できる限り浴室から出る前に、オイルやボディミルクで簡単に保湿しておきましょう

保湿効果のある入浴剤を使うのもおすすめです。

4. まとめ

乾燥肌は、空気の乾燥や睡眠不足、ストレスなどで肌のバリア機能が低下することで起こります。

すぐにできる対策は以下の3つです。

  • 加湿器や濡れタオルで湿度を上げる
  • こまめに水分を補給する
  • タンパク質とビタミンB群を摂る

これらとあわせて適切なスキンケアをおこなうことで、乾燥肌は予防できますよ。

カサカサ肌になる前に、早めの意識で潤った肌を保ちましょう!

【参考記事】

乾燥肌の症状・原因

肌はどうして乾燥するの?その原因と正しい対策

“ウインター・ブルー(冬季うつ)” 気のせいではなかった!冬に気分が落ち込む理由とは

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