目の病気を予防!ルテインについて知ろう

体のなかでも健康に欠かせない「目」。オフィスワークの増加やスマートフォンの普及で、目に負担をかけてしまいがちな人も多いのではないでしょうか。

目への負担を減らしたり、病気を予防すると言われている「ルテイン」についてご存じですか?天然色素で、健康ケアのひとつとして注目を集めているのだとか♪

今回はその「ルテイン」について解説します。ブルーライトを長時間浴びている人や、目に炎症が起きやすい人は特に必見です◎

1.ルテインとは

「ルテイン」とはファイトケミカルの一種で、抗酸化作用を持つ黄色の天然色素。マリーゴールドなどの黄色の花弁やほうれん草、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜や、植物の緑葉に多く含まれています。

目の老化を引き起こす活性酸素を抑えたり、テレビやスマホなどから発せられる有害な青色の光「ブルーライト」や紫外線を吸収するなど、目を守る働きをするんだとか◎

そのような働きから、加齢黄斑変性や白内障、ぶどう膜炎などさまざまな目の病気を予防する効果もあるとされているのです。

ルテインはもともと人間の体に存在していますが体内では合成できない栄養素です。そのため、日頃の食事やサプリメントから摂取することが大切です♪

2.ルテインの働き

ルテインの働きで特に注目を集めているのが、強力な「抗酸化作用」。

紫外線を含む日光や電気、ブルーライトは目の細胞にダメージを与えますが、ルテインは活性酸素を除去したり過剰な発生を抑えたりするという役割があります。

目は臓器のなかでも外部に露出しているので、有害な光が届きやすいという特徴があります。ですので、日頃からケアを意識したほうが良さそうですね。

3.目のトラブル予防にも◎
  • 加齢黄斑変性の予防
    ルテインは活性酸素による酸化のダメージから、黄斑部を守る効果があるといわれています。「加齢黄斑変性」という病気は加齢などによって視力が低下する病気ですが、遺伝などにより若い人が発症するケースも。加齢黄斑変性の初期症状でもある「飛蚊症」にもルテインはおすすめなのだとか。
  • コントランス感度の改善
    「コントラスト感度」とは、ものの濃さと薄さを見分ける能力のこと。
    ルテインは摂取することによって血液中に取り込まれ、目の黄斑部に蓄積し、コントラスト感度を改善させると考えられています。
  • 炎症の抑制
    ルテインは抗炎症作用があり、「ぶどう膜炎」などの眼病予防にも効果的とのこと。ぶどう膜炎とはぶどう膜に起こる炎症のことです。自覚症状の代表的なものは、目の赤み、目の痛み、視力の低下、ゆがみなどがあります。
    ルテインのもつ作用から、ぶどう膜で発生した炎症をコントロールし、ぶどう膜炎が発症するリスクを低減させるという効果が期待できます。
4.デイリーケアを大切に

目や体の健康をキープし目の病気を予防するためには、日頃の食事で積極的にルテインを補いましょう。緑黄色野菜を意識して取り入れたり、サプリメントを飲用するとよいでしょう♪

仕事やプライベートなどで目を酷使しがちだからこそケアを欠かさずにしていきましょう◎