肝臓マッサージで目の疲れをケアしよう

つらい疲れ目、ぼやけ、かすみ…それは肝臓からのSOSかも!?

東洋医学では、目は肝臓の影響を受けやすい器官だと考えられています。肝臓からのSOSを目や体の症状からキャッチして、肝臓マッサージを通じて血流をスムーズにし、健康を取り戻しましょう♪

1.肝臓の疲れは目に現れる?

東洋医学(中医学)では、「肝」は目や自律神経、筋肉などを関連づけています。特に肝と目は、ツボとツボをつなぐ血の通り道である経絡で繋がっており、「肝の疲れは目に出る」といわれています

肝臓は大量の血液が集まる臓器です。視力低下や眼精疲労、かすみ目など、目に症状が現れていたら、その裏には臓器の疲れがあるのかもしれません

また、目の下のクマやシワ、乾燥肌やシミなど、目の周囲や顔に現れる変化にも、肝臓の疲労と関係があるとか。

目は肝臓の状態を映す鏡です。肝臓を元気にすると、血流がよくなって体温が上がり、免疫力が高まります。体全体にも良い影響が◎

疲れやすい、ぐっすり眠れない、冷える、イライラする、お酒が弱くなった…などと感じる人は、体調の変化が肝臓からのメッセージとして送られてきているのかもしれません。

2.オススメ◎肝臓マッサージ

2日に1回、1分間を目安にチャレンジしてみましょう。寝る前の時間に、服の上から心地よい圧力で押してみましょう♪

【やり方】

①右の肋骨のきわに左右どちらかの手のひたを当てて、心地よい程度の強さで20秒間さする

②右の肋骨のきわを人差し指から小指までの4本を使って30秒間、なで回す

③両手を組み、右の肋骨の下半分を挟み込む

④組んだ手に少し力を入れたり抜いたりして、肋骨が少し動くくらいの強さで10秒間押す

3.6つのツボ押しでリフレッシュ

それぞれ10秒間程度刺激しましょう。1日に何回押してもかまいません。家事や仕事の休憩時間などに行ってみてくださいね。

①心の疲れをいやす「労宮」…手のひらの中央

②肝臓の血行をよくする「陽池」…手首の甲側の中央より小指寄り、触るとへこむところ

③肝臓の解毒作用を高める「行間」…足の親指と人差し指の付け根の間

④体の疲れをいやす「太衝」…足の親指と人差し指の骨が交わるところにあるくぼみ

⑤全身のめぐりをよくする「曲線」…ひざを曲げたときに内側にできるシワの端

⑥肝疲労や眼精疲労・視力低下に◎「肝兪」…左右の肩甲骨を結んだラインから指2本分下で、背骨から指2本分外側

無理せず継続的にトライしてみてください。楽しみながら、肝臓を通して目の不調をケアしていきましょう♪

【参考】023年新春号「肝臓の疲れは目に現れる」