歌うのは頭にも脳にもイイ効果アリ!楽しく健康に♪

2022-10-18

「カラオケで歌を歌うと、ストレス解消になる」「歌うと気分がスッキリする」ということがありますか?日本人はカラオケ好きな国民としても有名なぐらい、歌うことが大好きですよね。

今回は「歌うことの効果」や「歌うのを楽しむこと」などについて掘り下げてお伝えします。普段、何気なく歌っているかもしれませんが、実は、脳にも良い影響を与えていることはご存知でしたか?歌うのが好きな人も、そうではない人も…これを読めばきっと歌いたくなりますよ♪

歌うとどんな効果がある?

歌うことで脳の働きがよくなる、ストレスが減る、リラックスできる、気分転換になる、腹式呼吸で健康になれる、運動効果によるカロリーの消費、高齢者の「飲み込む力」改善に効果があるといわれています。

歌はただ気分が良くなるだけではなく、体にとってもたくさんのメリットがあります。

年齢に関係なく、歌うことを趣味として続けるのが大切かもしれませんね。

歌が脳にも良いワケ

とある研究論文によると「カラオケ・トレーニングは、認知機能において学習療法の音読作業と同様の改善効果をもたらすと考えられる。(中略)呼吸に関連する身体機能が改善し、運動効果を発揮すると考えられる」(※1)と述べられています。

この研究によると、カラオケ・トレーニングは高齢者における認知機能低下の進行を遅らせるのに良いんだとか。さらに、「舌圧の改善」についても効果があり、嚥下障害などを引き起こさないために「飲み込む力」を鍛えることにもなるようです。

歌を楽しんでいるのは人間だけじゃない!

人間が歌を歌い始めたきっかけについては諸説ありますが、連絡手段や狩猟のときなど、生きるために用いられていたようです。合唱は実際の人数より大勢に感じる特徴があるので、戦いの場面でも活用されていました。

現代では喜びや連帯感を高めるために歌うことが多いでしょうか。歌に商業的な価値も見出されるようになりました。

実は人間だけではなく、動物や鳥も歌うことを楽しんでいます。フクロテナガザルの場合、コミュニケーションとして10~20分の歌が1日3~5回繰り返されるそうです。

また、オウムやインコはさえずりはもちろん、声マネで私達を楽しませてくれます。それらの鳥の脳内を測定したところ、鳥は歌うことに快感を覚えている可能性があるとのこと。

歌で気分を上げているのは人間だけではなく、動物も同じだったのですね。

歌を歌うと「気分が良くなる」「脳の働きが良くなる」「健康になれる」などの効果があるなんて驚きですね!意外に奥深い「歌う」という行為。日常で歌を歌うのは楽しいものです。カラオケでストレス解消するもよし、鼻歌混じりで気分良く歌うのもよし。毎日歌を歌って頭も心も元気になりましょう♪

【参考】あたまナビ
【出典】※1
宮﨑敦子・森隼人2020年「カラオケトレーニングで高齢者の前頭葉・実行認知機能、舌圧、呼吸機能が改善:ランダム化対照試験によるパイロット研究」より