10月は目の愛護月間!目を守るために身につけたい5つの習慣を紹介

10月は『目の愛護月間』です。

「目が見える」ことは、私たちが生活するうえで大切な役割を担っています。

しかし一方で、目は現代の生活で酷使されやすく、ケアを忘れやすい部分。

この記事では、目の健康と視力を保つために意識したい、5つの習慣を紹介します。

視力や目そのものは、一度失うと替えが効かないもの。目の愛護月間をきっかけに、目の健康について考えてみませんか?

10月は『目の愛護月間』です。

「目が見える」ことは、私たちが生活するうえで大切な役割を担っています。

しかし一方で、目は現代の生活で酷使されやすく、ケアを忘れやすい部分。

この記事では、目の健康と視力を保つために意識したい、5つの習慣を紹介します。

視力や目そのものは、一度失うと替えが効かないもの。目の愛護月間をきっかけに、目の健康について考えてみませんか?

1. 健康な目を保つ5つの生活習慣

目の健康を保つために意識したい5つの習慣は、以下のとおりです。

  • 紫外線対策
  • パソコンやスマホの画面を見続けない
  • 目薬を常備する
  • 目によい栄養素を取り入れる
  • 異常があったらすぐに眼科へ行く

それぞれの習慣や気をつけたいポイントを、もう少し詳しく紹介します。

1-1. 紫外線対策

目が紫外線のダメージを受けると、目の充血や黒目の炎症(角膜炎)が起こる可能性があります。

また紫外線の量が多かったり、長時間浴び続けたりすると、目の奥にある水晶体や網膜までダメージが到達。

加齢性黄斑変性や白内障など、重篤な目の病気につながる可能性もあるので注意が必要です。

おすすめの対策は、日傘や帽子とサングラスの併用

これらは、それぞれ紫外線のカット効果が日傘や帽子で20%、サングラスで90%あるとされています。

どちらかだけでも効果はありますが、併用することでしっかりと目を保護できますよ。

いずれも「UVカット効果あり」としっかり表記されているものを選びましょう。

1-2. パソコンやスマホの画面を見続けない

よく「パソコンやスマホは目に悪い」といわれますが、これらの使用で視力が落ちてしまうのは、以下の二つが主な理由です。

  • 画面を長時間同じ距離で見続けるから
  • 悪い姿勢で見てしまうから(特にスマホの場合)

画面を同じ距離で居続けると、目のピントを調整する毛様体筋にギュッと力が入った状態が続きます。

力が入り続けると筋肉が硬くなるため、目の疲れや視力低下につながるのです。

またスマホの場合、崩れた姿勢で座ったり寝転んだりして、画面を斜めから見ることが増えがち。

画面からの距離が左右の目で異なると、目の筋肉への力の入り方も異なるため、左右の視力差が起こる原因となります。

休憩の頻度は、30分に1回がおすすめ。

画面から目を離して視線を遠くに移し、目の筋肉の緊張を和らげましょう。

1-3. 目薬を常備する

目薬を上手に活用すると、目のトラブルや違和感を和らげることができます。

現代の日常生活は、

  • パソコンやスマホの使用による涙不足
  • エアコンによる空気の乾燥
  • 花粉や黄砂から受ける刺激

など、普通に過ごしていても、目のトラブルの要因となることが多くあります。

日常生活のなかで目の異変を感じたとき、応急処置になるのが目薬の使用です。

特に人工涙液の目薬は、目を潤してドライアイを軽減しつつ、目に刺激を与える物質を洗い流してくれます。

自宅にひとつ、外出用のカバンにひとつ、目薬を常備してみませんか?

1-4. 目に良い栄養素を取り入れる

目を含め、体全体の健康にとって気をつけたいのが「活性酸素によるダメージ」

活性酸素は老化を早める原因となり、目では加齢性黄斑変性や白内障などを引き起こす一因となります。

そんな活性酸素のダメージに対抗してくれるものが、活性酸素を減らしたり、はたらきを抑えたりしてくれる「抗酸化物質」です。

身近な抗酸化物質には、緑黄色野菜に豊富なビタミンA・C・Eなどがあります。

アントシアニン、ルテイン、アスタキサンチンなども、抗酸化作用が強いとされる代表的な栄養素。

ルテインは天然のサングラスとも呼ばれ、体内で水晶体や網膜に留まり紫外線を吸収するはたらきがあります。

アスタキサンチンは特に毒性が強い活性酸素へのはたらきが強力で、

  • ビタミンEの550倍の抗酸化力
  • 目や脳まで届いて酸化ダメージを抑制

などの効果が期待されている成分です。

これらの抗酸化物質が含まれる食材やサプリメントを活用して、毎日コツコツ目によい栄養素を取り入れていきましょう!

1-5. 異常があったらすぐ眼科へ

さまざまな習慣を紹介しましたが、これらはあくまで「異常がない場合」に意識したいことです。

  • 明らかにいつもと目の様子や見え方が違う
  • ちょっとした違和感が長引いている

こんなときは、迷わず眼科へ行きましょう。「これくらい大丈夫」という自己判断が命取りになるかもしれません。

診察してもらって、もし異常がなかったなら、「ちょっと目が疲れているだけ。休ませれば治るんだ」と安心もできますよね。

不安や違和感を抱えて過ごすのではなく、まずは専門家に診てもらう習慣をつけましょう!


【参考】
紫外線環境保健マニュアル 2020|環境庁
環境因子(紫外線)と白内障
ルテインを多く含む食べ物・食材23選!野菜や果物の含有量はどれくらい? | メノコト365