手書きの日記で記憶力アップ!脳が若返る日記の書き方を紹介

「なんだか最近忘れっぽい」

「頭の中の思考が整理できず、モヤモヤする」

こういった悩み、実は「手書きの日記」で解決できるんです。

手書きの日記には、脳を活性化させ記憶力を高める効果が期待できます。

書くのはたった3行からでOK。

この記事では、

  • 手書きの日記で記憶力が高まる理由
  • 効果が高まる日記の書き方

を紹介していきます。

紙とペンさえあれば、この記事を読み終えてからすぐに実践できますよ。ぜひご一読ください!

1. 手書きの日記で記憶力が高まる理由

最近はスマートフォンの日記アプリも充実していますが、記憶力を高めるためには「手書きの日記」が効果的です。

なぜなら日記のために1日の出来事を思い出す際、脳のさまざまな部分が刺激され、活性化するから。

手書きの日記で記憶力が高まる理由を、もう少し詳しくお伝えします。

1-1. 「思い出す」作業が脳を刺激する

「日記をつける」という行為は単純なように思えますが、実脳のさまざまな部分が刺激されています。

まず「今日は何をしたかな」と思い出すときには、海馬が刺激されます。

思い出した出来事を簡潔にまとめるためには、前頭葉のはたらきが必要です。

また考えた文章を紙に書こうとするとき、運動野から指令が出て手が動きます。

このように、日記をつけるときに脳のあらゆる部分が刺激されて活性化することで、記憶力が向上しやすくなるのです。

特に「思い出す」という作業は、年齢と共に衰える「近時記憶*」を鍛えることにもつながります。

(*近時記憶:数分〜数日間保たれる記憶)

1-2. アウトプットが記憶を定着させる

その日あった出来事をしっかり記憶に残すためには、「アウトプット」する作業が欠かせません。

1日のなかで脳にインプットされた情報は、一時的に「短期記憶」として脳に残ります。

その短期記憶を日記としてアウトプットすると、長期記憶に変換されて、記憶として定着しやすくなるのです。

このとき「手書きする」という行為にも、重要な意味があります。

記憶は五感に働きかけると、より定着しやすいもの。

日記をつけるときに触れる紙やペンの感触こそが、残したい記憶を忘れないために大切なのです。

2. さらに効果アップ!手書き日記のポイント3つ

手書きの日記は、記憶力を高めたり物事を記憶に定着させたりするために効果的な方法です。

加えて、より手書きの日記の効果を高めるためには、以下の3つがポイントになります。

  • 寝る前に書く
  • 書くパターンを決める
  • ポジティブな内容で締めくくる

ひとつずつ解説していきます。

2-1. 寝る前に書く

前提として、日記を書くタイミングは自分が習慣にしやすい時間を選びましょう。

ただし「いつ書けばよいかわからない」という方は、寝る前に書くのがおすすめです。

眠って記憶が整理されてしまう前に、1日の出来事を書き留めておきましょう。

また寝る前に日記をつけることは、自律神経を整えてストレスを軽減する手助けにもなります。

2-2. 書くパターンを決める

日記をやめてしまう多くの理由は、「書くのが面倒になること」ではないでしょうか。

何を書けば良いのかわからなかったり、どれくらい書こうか悩んでしまったり。

そんなことを考えるうちに、日記を手に取ることすらおっくうになって……。

そんな事態を回避して、日記を続けやすくするためには、「書くパターン」を決めるのがおすすめです。

有名な方法には3行日記、5行日記、100文字日記などがあります。

例えば……

  • 天気
  • 服装
  • 食べたもの
  • その日あったよくなかったこと
  • その日あったよかったこと
  • 明日の目標

天気・服装・食べたものは意味がないように思えますが、思い出すときに「気持ちのいい天気だったな」「今日食べたご飯、おいしかったな」など感情を伴うので、脳のよい刺激になります。

2-3. ポジティブな内容で締めくくる

日記を書くパターンで、「よくなかったこと」「よかったこと」「明日の目標」という項目を紹介しました。

これらは、自分を良い方向へ導くために役立つ項目です。

自分に起きたことを手書きで文字にすると、その出来事を客観的に見ることができます。

「いやだなぁ」と思っていたことも、文字にすることで、思いのほか小さなことに感じられるかもしれません。

また「よかったこと」や「明日の目標」などポジティブな内容で終わることで、ストレスの軽減にもつながります。

実際に筆者も試してみましたが、何気ない1日でも自分の頑張りを可視化できて、その日を気分良く終えられました。

嫌な気持ちをベッドまで持ち込まないために、日記を書くタイミングで心の整理もしてみませんか?

3. まとめ

手書きの日記をつけることは、脳のさまざまな部分を刺激して、記憶力を高めることにつながります。

さらに、その日あった出来事を記憶に残しやすくしたり、自律神経を整えてストレスを軽減したりするためにも、日記は効果的な方法です。

日記を続けやすくし、より効果を高めるためのポイントは以下の3つ。

  • 寝る前に書く
  • 書くパターンを決める
  • ポジティブな内容で締めくくる

まずは手近な紙とペンで、気軽に日記を始めてみませんか?


【参考】

日記で記憶力アップ?日記が脳に与えるよい影響とは?|あたまナビ

脳神経内科医がすすめる「5行日記」の大きな効果。寝る前たった数分で、脳がよみがえる! – STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

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