夏は目も「夏バテ」している!? 夏の疲れ目の原因とおすすめ対策&ケアを紹介

ジリジリと焼け付くような夏の日差し。

そんな日差しに、実は肌だけでなく、目もダメージを受けているんです。

夏は目へのダメージがぐっと増える季節。対策をしないとダメージがたまって、目が「夏バテ」することも。

この記事では、夏の目の疲れにお悩みの方や目の疲れを防ぎたい方に向けて、

  • 夏の目が疲れやすい原因
  • 目の夏バテにおすすめの対策・ケア

をお伝えします。

夏を乗り切るために、体と一緒に目もケアしてみませんか?

1. 夏の目は疲れやすい!原因は「紫外線」と「エアコン」

夏に目が疲れやすくなる主な原因は、「紫外線」と「エアコン」です。

紫外線とエアコンで、目がどのような影響を受けるかを解説します。

1-1. 原因その1:紫外線

夏に降り注ぐ紫外線量は、なんと冬の2〜5倍。紫外線のダメージは、目の充血や角膜炎(黒目の炎症)を引き起こします。

また紫外線の多くは黒目(角膜)で吸収されますが、紫外線量が多い日や長時間浴び続けたときは、目の奥まで届いてダメージを与えることもあります。

目の奥にあるのは、水晶体や網膜など。

水晶体や網膜へのダメージは白内障や加齢黄斑変性など、深刻な目の病気につながる可能性があるので、サングラス選びには注意が必要です。

1-2. 原因その2:エアコン

エアコンは夏に欠かせませんが、長時間使用すると室内の空気が乾燥します。

さらに乾燥した場所で長時間過ごすと、目の表面にある涙が不足し、砂漠のような状態に……!

これが、いわゆる「ドライアイ」。ドライアイは目のかすみや不快感など「見えにくさ」につながります。

見えにくさのある目を無理に使い続けると、目に負担がかかり、疲れ目になってしまうのです。

2. 目の夏バテにおすすめ!簡単な対策とケア

夏は日差しが強く、気温が高くて暑いもの。そのため、目の疲れの原因である紫外線やエアコンは、どちらもほとんど避けられません。

原因から逃れられないとなれば、必要なのは積極的な対策やケア。

ここからは目の「夏バテ」を防いで改善する、おすすめの対策とケアを紹介します。

2-1. サングラスや帽子を使う

目への紫外線を防ぐためには、サングラスや帽子がおすすめです。

具体的にはUVカットサングラスとつばの広い帽子が適しています。

サングラスは色の濃さではなく、UVカット効果の有無で選のがポイント。

色が濃くてUVカット効果がないサングラスは、視界の暗さで瞳孔が開いて、目に受ける紫外線量が増えてしまうので注意しましょう。

帽子はつばが広く、目の前に影ができるものを選ぶと、頭上から降り注ぐ紫外線をしっかりカットしてくれます。

また、サングラスと帽子はあわせ使いが効果的。

帽子は頭上からの紫外線、サングラスは下から照り返す紫外線を防いでくれるため、より紫外線カット効果が高まりますよ。

2-2. 目薬を使う

エアコンで乾燥した目は、目薬を使うと手軽にケアできます。

乾き目対策の目薬は、涙の成分に近い「人工涙液」を選びましょう。

一般的な目薬は一時的に目の表面が潤うものの、元からある涙を洗い流してしまうため、ドライアイの改善には不向き。

とはいえ、いざドラッグストアに行くと「目薬が多すぎてわからない……!」と困ってしまいますよね。

「人工涙液」の目薬を選ぶときは、

  • パッケージに「人工涙液」や「ドライアイ用」と表記されている
  • 成分に塩化ナトリウムや塩化カリウムが含まれている

といった点が目安になります。自分で判断しきれないときは、店頭で商品についてたずねてみるのが確実です。

2-3. 蒸しタオルで温める

蒸しタオルで目を温めると、涙の成分のバランスが整い、目の潤いを保ちやすくなります。

涙の主成分は水分と油分。油分はまつ毛の裏側にある皮脂腺(マイボーム腺)から分泌されます。

この皮脂腺がつまると、油分が減って涙の成分のバランスが悪くなり、目の水分が蒸発しやすくなってしまうのです。

蒸しタオルを使ったケアは、涙にとって大切な皮脂腺のつまりを解消するのにぴったりの方法。

油が熱で溶けるように、皮脂腺から油分が溶け出しやすくなるため、目の乾燥を防ぐ効果が期待できます。

3. サプリメントで内側からもケアしよう!

 目へのダメージは、外側だけでなく内側からもケアができます。

内側からのケアにぴったりなのが、サプリメントの活用。紫外線からのダメージに対抗してくれる、「抗酸化成分」がおすすめです。

有名な抗酸化成分はアントシアニンやアスタキサンチンなど多々あります。

なかでも紫外線対策には「ルテイン」が特におすすめ。

ルテインは抗酸化作用はもちろん「天然のサングラス」と呼ばれており、水晶体や網膜の中心部分に留まって、紫外線を吸収するはたらきがあります。

体内では作ることのできない成分で、40代頃から急激に減少することがわかっています。
緑黄色野菜に豊富に含まれますが、食事で十分な量のルテインを取ることはむずかしいので、サプリメントで効率よく補うとよいでしょう。

4. まとめ|疲れやすい夏の目をこまめなケアで守ろう

夏は紫外線やエアコンなどで目の負担が増えがちです。

ダメージが蓄積すると、疲れ目が慢性化して、目も「夏バテ」状態になってしまいます。

とはいえ昨今の猛暑で、紫外線やエアコンなど原因を避けるのはむずかしいもの。

日常的なダメージ対策やケアを心がけて、夏もイキイキとした目を保ちましょう!


【参考】

目も夏バテする⁉原因を知ってきちんと目を守ろう! | メノコト365 byわかさ生活

夏に目が疲れやすいのはなぜ? | ヘルスケア | FANCL CLIP ・美容と健康の旬な情報をお届け♪

夏の眼ダメージ3大原因と眼の夏バテ対策|メガネスーパー

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