なんとなく物が見づらくなると、メガネやコンタクトレンズの使用を検討しますよね。
しかし実際には、どのくらい見えなくなったらメガネをかければよいのか、いまいちわからないもの。
またメガネをかけることで、さらに目が悪くなるのではないかと心配する方もいるのではないでしょうか?
この記事では、メガネが必要な視力の目安を解説。メガネにまつわるデメリットは本当なのかも紹介します。
目次
1. メガネが必要な視力の目安
メガネが必要な視力は、一般的には視力が0.7未満(0.6以下)とされています。
具体的な視力の数値とメガネの必要性は、以下のとおりです。
- 1.0以上……メガネやコンタクトレンズは不要
- 0.7〜0.9……見えにくさを感じるときがあるものの、一般的には不要
- 0.3〜0.6……必要なときに限り着用
- 0.2以下……常に着用
ただし、上記はあくまで一般的な目安です。視力が良くても慢性的に目が疲れている場合、視力矯正で症状が改善する場合もあります。
また仕事や日常生活で高い視力が求められるときは、視力の程度にかかわらず、常にメガネが必要になるもの。
「目が悪くなったかな?」「メガネをかけたほうが良いのかな?」と感じたら、まずは眼科医や専門家に診てもらいましょう。
1-1. 運転免許を取得するときに必要なケース
運転免許の取得や自動車の運転時には、場合によってメガネやコンタクトレンズが必要です。
運転免許取得の条件には、『両目の視力0.7以上』という項目があります。
(具体的には『左右それぞれの視力が0.3以上かつ、両目の視力が0.7以上』が条件)
そのため、裸眼の両目視力が0.7に満たない場合、メガネやコンタクトレンズで視力を補う必要があるんです。
ものがはっきり見えないことは、思わぬ事故につながります。運転中の事故を防ぐためにも、「見えにくいな」と感じたら迷わずメガネをかけましょう
1-2. 老眼になったらメガネをかけたほうが良い?
老眼は目のピントをあわせる筋肉が衰えることで、近くのものが見えにくくなる症状です。
日常生活にそれほど影響がない場合、無理にメガネをかける必要はありません。
また老眼はいわゆる老化現象のため、メガネをかけることで進行が早くなったり遅くなったりすることもありません。
しかしメガネの着用を我慢することで、疲れ目からくる頭痛や肩こりに悩まされる可能性があります。
老眼も近視と同じく、日常生活に不便が出てきたり目が疲れたりといった症状があらわれたら、メガネの着用を検討しましょう。
2. 乱視や不同視(ガチャ目)もメガネで矯正するのがおすすめ
メガネが必要なタイミングは、視力が落ちたときだけではありません。
物が二重に見える『乱視』や、左右の視力差が大きい『不同視(ガチャ目)』も、実はメガネで矯正したほうが良い症状なんです。
乱視と不同視を放置すると、眼精疲労からくる頭痛や肩こりなどの原因になる可能性があります。
見え方に違和感を覚えたら専門家に診てもらい、その判断のもと、メガネで矯正するのがおすすめです。
3. メガネのデメリット!? 視力が落ちるのは本当か
「メガネをかけると目が悪くなる」という説を、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
実際にメガネをかけることで視力が落ちることはありません。しかし“間違ったメガネのかけ方”をすることで、視力が落ちる可能性はあります。
間違ったメガネのかけ方の例は、以下のとおり。
- 近視用のメガネで近くを見続ける
- 度数が合わないメガネをかけ続ける
- ずれた位置でメガネをかけ続ける
上記はいずれも、メガネのかけ方や使い方によって目に余計な負担がかかるため、結果的に
近視が進む原因となってしまいます。
大切なのは「ものを近くで見過ぎない」、「定期的にメガネのメンテナンスをおこなう」こと。
正しくメガネを使って、大切な視力を守りましょう!
4. まとめ
視力を補うためのメガネは、一般的に視力0.6以下から場合によって着用が必要です。
ただし、上記はあくまで一般例。
視力は良くても、目の疲れや見えにくさを感じている場合、放置すると眼精疲労が原因の症状があらわれる可能性があります。 そんなときは我慢せず、専門家の意見のもと、メガネの作成・着用を検討してみてください。
【参考記事】
「目が悪い」の基準~メガネやコンタクトを作る基準とは~|メノコト365
メガネで目が悪くなることはある?視力低下するケースや対策を紹介|LIBRARY|JINS WEEKLY