外国語学習で脳トレ!4つのメリットとは

脳へ刺激を与えて活性化させる「脳トレゲーム」。最近では気軽に脳トレできるスマートフォンのアプリも見かけます。

同じように、外国語の学習も脳を活性化させることができるんだとか!脳にとって良い刺激となるのはもちろん、他にもさまざまなメリットがあります。

外国語の学習が人の脳に与える良い影響とは?外国語の学習に興味がある人、これから始めようかなと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね♪

1.外国語の学習が脳に与える4つの影響

①海馬や大脳皮質が発達する

外国語の学習は脳を活性化させることがわかっています。スウェーデンのルンド大学での研究によると、外国語を学んだグループは学んでいないグループに比べ、海馬や大脳皮質の発達が認められたのだとか。

他にもイギリスやアメリカの大学でも外国語の学習によって脳が構造的に変化すること、機能がアップすることが報告されています。

複数の言語を操る人の方がそうでない人に比べ、学力・記憶力・情報処理のスピードなどが高かったということです。

②認識の柔軟性が高くなる

2つ以上の言語を話せる人は、1つの言語しか話さない人に比べて認識の柔軟性が高くなります。これは想像していなかった状況に直面したときや新しい環境に入ったときなどに、強いストレスを受けずに流せるということ。反応が素早く認識も柔軟なのでテキパキと対処できるのだそう◎

さらにマルチタスクが得意になるという特徴も。2つ以上の言語を使うため、普段から脳の回線を行ったり来たりすることに慣れるからと考えられています。

③語彙や思考が豊かになる

外国語には今まで自分が知らなかったような面白い表現が多くあることでしょう。

たとえば、四季がある日本では「色」を表す言葉が豊富です。花から取った「すみれ色」や「藤色」植物から取った「若草色」、鳥から取った「うぐいす色」などがあります。

ですが、北に住むイヌイットには「氷(と雪)」に関する呼び方が、何と99語もあるそうです。このように両方の言語を話すことで、語彙力が強化でき思考も豊かになります。

④問題があるときに感情的にならず冷静に判断できる

2012年には「何かの問題が起こったときに、母国語とは別の言語で考えた方が合理的で冷静な判断を下せる」という心理学の研究結果(※1)が報告されました。

※1 参考:WIRED「外国語で考えるほうが合理的:研究結果」

母国語以外の言語で物事を考えるとき、ひとまず自分の感情を遠ざけていられるためです。一度感情を抜いてしっかりと考えるというプロセスを経るため、冷静かつ慎重に対応できやすくなります。

2.まとめ

脳が刺激を受けて活性化すれば、普段の生活もより快適でスムーズにいくことが増えるはずです。今からでも遅いということはありません。外国語の学習をスタートさせ、脳にしっかり刺激を与えていきましょう♪

【参考】あたまナビ