つい鏡を見て気になるのが顔のたるみ。実は姿勢が大きく関係しているのです。普段正しい姿勢で過ごしていますか?スマホやPCを使う人は要注意!骨につながる筋肉を噛むことで鍛えてみましょう♪
現代人は注意!猫背・スマホ姿勢がたるみの元凶?
誰もが気になる口元の老化。その原因のひとつに姿勢が考えられます。スマホやPCを見ると首を突き出しながらうつむいてしまって、猫背になりがちですよね。
そのような姿勢を続けていると鎖骨から耳の後ろにつながる「胸鎖乳突筋(きょうさにゅとつきん)」がたるみ、垂直になります。鎖骨、第一・第二肋骨から始まり口角付近までつながる「広頚筋(こうけいきん)」も張りを失い、口や頬が下に引っ張られてしまうのです。
まるで地滑りのようなたるみですが、姿勢を整え、骨につながる筋肉を鍛えることが美しさへの近道です。
左右でしっかり噛んで骨に刺激を与えよう
うつむき姿勢で食べ物を噛んでいると下顎骨が前に。その上に乗る筋肉や皮膚がたるみ、口元だけではなく、目もとのくぼみにつながります。
咀嚼筋を動かし、噛む力を鍛えて唾液の量を増やすことによって、老化の原因である活性酸素を抑える酵素を多く分泌することができます。骨への振動を増やして、顎骨の萎縮や粗鬆(そしょう)を抑える効果も。
左右でバランスよくしっかりと噛んで、顔筋リフトエクササイズをしてみましょう♪
《顔面リフトエクササイズ》
- 骨盤を立て、お尻に力を入れて脇を締め、両足裏を床につけ椅子に座る。正しい姿勢を意識しながら食べ物を口に入れて、かかとを上げる。1日1回でOK。
- 口の右側でゆっくり5回噛む
- かかとを下ろし、口の中の食べ物を舌で左側に移動。
- 再びかかとを上げ、左側でゆっくり5回噛む。左右交互に繰り返し計30回噛み、最後に飲み込む。
ゆっくりよく噛んで食べることを習慣化すれば、いつまでも表情豊かで若々しい印象を保つことができます。
食べすぎを防ぐためにも良いのでぜひ意識してくださいね。
【参考】健康雑誌『若々』2022年4月号