骨密度が低下してしまうのは、骨のサイクルの乱れが原因。なぜ20歳をピークに下降してしまうのか?それにはある成分の分泌量低下が関係しているのです。
骨密度は20歳がピーク!
骨は新陳代謝を繰り返して、日々新しいものに変わっています。ですが、なぜ年を重ねるともろくなってしまうのでしょうか。実は、骨の代謝が行われているサイクルの乱れが、骨密度の低下や骨量の減少を招いている原因です。
正常に新陳代謝が行われている場合、約3~4ヶ月かけて骨は生まれ変わります。破骨細胞によって古い骨が壊され、その部分に骨芽細胞がくっつくことで新しい骨がつくられるのです。
女性が骨粗しょう症になりやすいワケ
このサイクルが乱れてしまう原因として、更年期に訪れる「女性ホルモンの低下」が大きく関係しています。
骨密度は成長期の運動や栄養によって20歳ほどでピークを迎えます。ですが、女性ホルモン(エストロゲン)の低下でその状態を維持できないとバランスが崩れ、骨密度が低下していきます。
特に、女性は「閉経後の40代後半~50代前半」に急激な骨密度の低下がみられます。骨粗しょう症にならないためにも注意が必要です。
適度な運動やビタミンDで骨を強くしよう
骨は刺激を与えると強くなります。骨細胞に刺激を与えることで、骨密度が下がりにくくなるからです。オススメの運動は、なわとびやジョギング。無理のないウォーキングでも十分に効果的です。継続的にできる運動を意識してみてくださいね♪
水泳や水中ウォーキングは浮力で骨への負荷が軽減してしまうため、残念ながら骨密度アップには向いていません。
また、カルシウムの吸収を促進するために必要な栄養素である「ビタミンD」を補給しましょう。1日に必要なビタミンDを食事から摂ることは難しいため、1日15分ほど日光にあたるようにしてみてください。紫外線を浴びることで、ビタミンDは皮膚で生成されます。
ガラス越しだとUVB(紫外線)がカットされてしまい、ビタミンDが生成されにくいため直接浴びるようにしてください。
骨から健康になれるように、日々のルーティンで意識してみてくださいね♪
【参考】『若々』2022年3月号体特集