職場で人間関係が辛いと感じることがありますか?上司や同僚とのギクシャクした関係は、自分や周りの人にストレスを与えてしまうことがあります。ですが、そのようなストレスは「考え方」や「捉え方」を変えることで、改善できます。実は、脳科学も関係しているのです。
考え方を見直す
誰にでもあることですが、物事を複雑に考えすぎて歪んだ見方をしてしまっているのかもしれません。特に女性に多いといわれていますが、「完璧主義」「マイナス思考」「~すべき思考」というものがあります。このような考え方は、自分や他人の失敗を許せなかったり、過度に自分を追い込んでしまったりすることで起こりやすくなります。
そうならないためにも、自分の考え方の癖に気づいたら、前向きに捉えるように考え直してみてください。例えば、苦手な上司と話す機会がある場合「できるだけ話さないようにしよう。耐えればいいんだ」と考えずに、「これは新しいスキルを磨くチャンスだ!」と前向きに考えましょう。結果的にそのことが表情や態度から伝わって、良い印象を与えることができます。
脳科学で意識をリセット
「グロースマインドセット」という言葉を知っていますか?
最近では企業の人材育成や、子どもの教育でも取り入れられている考え方で、脳科学の観点からも「人の成長を促進する思考パターン」として注目されています。
グロースマインドセットは、スタンフォード大学の心理学教授が提唱した考え方で、「能力→努力によって変えられる」「チャレンジ→成長の機会としてワクワクする」「努力→誰もが必要なこと」「フィードバック・批判→学びの機会として聞き入れる」「失敗→次に繋げるための学びにする」というような成長に繋がる考え方をすることです。
とある実験で対象者に簡単なゲームをして貰い、脳の働き方を調べてみたところ、成果主義的な考え方よりも内的報酬(動機・やりがいなど)を理由にしたときの方が、良い成果になったそうです。
さらに、自分で物事を選択してから始めた人は、失敗してもやる気を失わず前頭前野腹内側部の働きによってパフォーマンスがアップするようです。このことからも、自己決定や前向きに考えることの大切さがわかるのではないでしょうか?
休息も大切に
新しいことを始めるには、少なからず気力や体力が必要です。焦らず、リフレッシュしながら試してみてください♪