冬の体調不良「冬バテ」の原因とは?

2021-11-30

毎年寒さが厳しい冬が到来する度に、「体調がすぐれない」「朝起きられない」「疲れが取れない」といった不調を感じていませんか?実はその症状、「冬バテ」が原因かもしれません。

 「夏バテ」という言葉に聞きなじみがある方は多いでしょうが、夏バテと反対に、体が寒さに適応できず、疲れが溜まるなど、寒さに起因して起こる様々な不調のことを「冬バテ」といいます。

冬バテの症状

□十分な睡眠をとっても疲れがとれない

□寝つきが悪い。寝つきが浅く、夜中に目が覚める

□身体が重だるい

□インフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすい

□頭痛・肩こり

□食欲不振

冬バテの原因

夏バテと同様に、冬バテの主な原因は、寒さ・暑さを調整する自律神経のバランスが崩れることにあります。

寒さは人間にとって脅威です。低体温の状態になると、人間の体の様々な器官は機能しなくなるため、外気の影響を受けて体温が下がると、体は全力で体温を上げるように働くので、疲労をもたらします。

ストレスを感じている方や、生活習慣が乱れている方、体温調整機能(自律神経機能)が低下していることがあるので注意が必要です。

冬バテ対策

 暖房の効いた室内と室外との温度差によるストレスは、自律神経のバランスを乱します。すると、疲れやすくなったり、食欲がなくなったりします。

 このような冬バテを防ぐには、体が感じる気温差を少なくすることが大切です。
外出時に温かい服装をする、我慢せずに暖房を効果的に使いましょう。

 また、ストレスを減らすために軽い運動を心掛け、生活習慣を整えるためにバランスの良い食事と十分な睡眠をとることも重要です。

寒い冬の季節に、体のどこか1ヵ所でも不調が起こると、冬バテや免疫力の低下につながります。
冬はインフルエンザや風邪などの感染症にもかかりやすくなる季節です。  冬バテ対策をしっかりととって、元気に楽しく冬を過ごしましょう!