実は“嫌い”という感情は脳が判断しているものだった?心の声に耳をすまして、自分らしいライフスタイルを手に入れましょう。
自分らしいライフスタイルとは
「空気を読むこと」や「周りと合わせること」が大切だと考えている人は大勢います。
特に日本人は、同調圧力に従いやすい人が多いようです。ですが、周りにばかり合わせていると、心が疲れきってしまうことはありませんか?
「自分らしいライフスタイル」を大切にするためには、自分の感情と向き合う必要があります。そして感情と脳には深い関わりがあるんです♪
“嫌い”は自然な感情のひとつ
物事や人に対して、感情のままに表現していると「わがまま」「大人げない人」と言われることがあるかもしれません。子どものころから「嫌いという感情は良くないものだ」と教えられてきた人も多いでしょう。
確かに、「嫌い」と聞くとネガティブなイメージが強いかもしれません。ですが「嫌い」という感情は、誰でも自然に芽生えるごく自然なものです。人類史の長い年月で考えても、この感情は無くならず残りました。つまり、人類は生き延びるためにも「嫌い」を感じ取る必要があったと考えることができます。
どうしても苦手な人ができてしまう…これは悪いこと?
職場や学校でも、「どうしてもこの人は苦手!」と感じてしまうことがあるかもしれません。これも自然なことなのでしょうか?「相手をむやみに嫌ってはいけない」と教えられてきた人も居るでしょう。
ですが、その感情は今までの経験や、蓄積された記憶の中から「脳が判断している心の声」です。自分にふりかかる危険を察知して身を守るために鳴らしているアラームなのです。そのアラームを無視せずに、素直に自分の気持ちと向き合うことも大切です。
コロナ禍での家族関係に悩みが…
コロナ禍でリモートワークも増えて、家族と過ごす時間が増えたという人も居るでしょう。
家族に対してついイライラしてしまうこともあるかもしれません。「仲が良くなければいけない」という固定概念に苦しんでいる人もいます。そこで、「家族でも違う遺伝子を持っている違う人間だ」という考え方を持っていると、肩の力が抜けるのでオススメです。
相手と自分は「違う」ということを前提に理解することがポイントですよ。
心のアラームを素直に聞いて日々のトラブルを回避していくことで、自分らしいライフスタイルを手に入れることができるかも♪
【参考】『若々』2021年10月号 巻頭特集