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戦国武将のソウルフード 【作者:伊藤有輝子】
「風花ってば、またお味噌汁残して」 共働きの朝は忙しい。それでも娘にはきちんと朝ごはんを食べてほしいので、毎日卵かけごはんとインスタントのお味噌汁を用意して…
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「風花ってば、またお味噌汁残して」 共働きの朝は忙しい。それでも娘にはきちんと朝ごはんを食べてほしいので、毎日卵かけごはんとインスタントのお味噌汁を用意して…
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カチャ・カチャカチャ・カチャ ぽかぽか陽気の日曜日の昼下がり。今日もおじいちゃんは、居間の座椅子でテレビを観ながら、殻のついたくるみを二個、手のひらでくるくる…
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「十連鎖……よし、このままいけば優勝だ。すごい、特訓の成果が出ている。じいちゃんがんばれ!」 今日は、町内会の「テレビゲーム大会」。 子どもからお年寄りまで集…
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「杉田さんってなんかこう、安定感あるよね」 バイト先で店長に言われた言葉を思い出す。 その横で、クスっと笑っていたのはスラっとした足がきれいなリカちゃん。 「…
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僕は学校から帰ると、3回の「ただいま」を言う。 1回目は母さんに。 「ただいまー!」 「おかえり。今日も宿題あるの?」 「もちろん。これから行ってくる」 …
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バタバタとワンルームの部屋を走り回る。 ふと、テレビの横に置いてあるデジタル時計を見ると【7:19】。 「うわっっ! あと一分で家を出ないと間に合わない‼」 …
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一日中、朝から晩まで椅子に座ってパソコンに向かって仕事をする毎日。 「あ~、腰が痛い」 私は腰をぐ~っと伸ばしながら言う。 最近、夕方になるとつい言ってしまう…
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男は疲れていた。 毎朝七時に起き、八時に出勤。定時には自分のやるべき仕事をすべて終わらせる。それが目標だった。しかし、思い通りに連絡が取れない違う部署や取引…