北欧の広⼤な森の中、ブルブルくんとアントンは今⽇も元気いっぱいです。「モイッ!」と挨拶をしながら、ブルブルくんが森を駆け回ると、アントンもその後を追いかけます。好奇
⼼旺盛な⼆⼈は、今⽇は「森の果てにあるという虹⾊の泉」を探すことにしました。
「アントンくん、あっちの道⾏ってみるで!絶対おもろいもんがあるはずや!」とブルブルくんが⾔うと、アントンは「ワン!」と元気よく応えます。⼆⼈は、森の⼩道や茂みをかき分けながら進んでいきます。
しかし、道中で問題が発⽣。アントンが⼤好きな⼩さな⻘い蝶を追いかけて、ブルブルくんとはぐれてしまいました!「アントンく〜ん!どこ⾏ったんや〜?」とブルブルくんは⼤声で呼びますが、返事はありません。
アントンは茂みの奥で蝶を追いかけていましたが、突然⾜元がふわっと浮く感覚。
気がつくと、アントンは探していた虹⾊の泉の前に⽴っていました。その泉は美しく輝き、周囲にはビルベリーの実がたくさん⽣っています。
⼀⽅、ブルブルくんはアントンを必死に探していました。「アントンくん〜!どこや〜?ひとりやと冒険つまらんわ〜!」と叫びながら森を⾛り回ります。すると、かすかにアントンの「ワン!」という声が聞こえました。
ブルブルくんが声のする⽅に⾛っていくと、⽬の前に広がるのは虹⾊に輝く泉!「おおー!これが噂の虹⾊の泉か!アントンくん、よぉ⾒つけたな!ありがとう!」泉の前で得意げに尻尾を振るアントンに、ブルブルくんは感⼼しきりです。
「これ、ホンマにきれいやなぁ。」とブルブルくんが泉をじっと⾒つめていると、アントンが突然泉に⾶び込みました!「ええ〜アントンくん、どないしたん?!」と慌てるブルブルくん。しかし、次の瞬間、アントンの体がキラキラと光り、ブルブルくんの⽬の前に⾶び出してきます。
なんとアントンは、⽑並みが虹⾊に輝くようになっていました!ブルブルくんは「すごいやん、アントンくん!森で⼀番⽬⽴つワンちゃんやな!」と⼤笑い。そして、「森のみんなにもこの泉教えたろ!絶対みんなハッピーになるわ!」とブルブルくんは⼤興奮。その後、ブルブルくんとアントンは虹⾊の泉を背に、森中を駆け回りながら、泉の美しさを伝える旅に出るのでした。
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