「Happy~!見てみて~!」
紫々丸くんが嬉しそうに手を出すと何やら黄色とピンクの玉が 2 つ。
「なんや?飴ちゃんか?」
「美味しいのか?」
ブルブルくんもカタグリくんも興味津々。
「エッヘン!ボクが発明したんだよ!」
「ちょっと 2 人食べてみてよ」
紫々丸くんにもらったキャンディーを食べる 2 人。
「「美味しい!」」
次の日
「大変や!!」
「朝っぱらからどうしたんだい、カタグリくん?」
カタグリくんが凄い勢いで紫々丸くんの家にやってきた。
「ちゃう!ボクはブルブルくんや!」
「え?カタグリくんだよ?」
紫々丸くんは寝ぼけているのかボーっとしている。
「大変ばい!!」
「オイラ起きたらブルブルくんだったばい!」
続いて、ブルブルくんも紫々丸くんの家にやってきた。
「え?なんでオイラがいると?」
「え?なんでボクがおるんや?」
カタグリくんとブルブルくんがお互いに向き合いながら驚く。
「あ!ボクの発明が成功したんだ!」
「わーい♪わーい♪」
驚きで困惑している 2 人を他所に喜んで飛び跳ねている紫々丸くん。
「「どういうことが説明して!」」すごい剣幕で 2 人は詰め寄る。
「ごめん、ごめん!」
「昨日あげたキャンディーはその名も“入れ替えっこキャンディー”だったんだ!」
「2 人とも食べてもなんともなかったから失敗したんだと思って黙ってたんだよ」
「多分その内元に戻ると思うんだけど・・・ごめんね」紫々丸くんはテヘっと謝る。
「「紫々丸くん~!!!」」
2 人にこってり怒られてしょんぼりする紫々丸くん。
後日、そのことを忘れてまた発明品でみんなを困らせるのだった。
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