Let’sきのこ狩り

作者:谷口 知愛

北欧の森に秋がやってきました。

紫々丸くんとカタグリくんは「よし、キノコ狩りだ!」とウキウキ。

⾃分と同じくらい⼤きなバスケットを持った紫々丸くんが

「ここならいっぱいあるはずだよ!」と得意げにみんなを案内します。

案内された森の⼀⾓でしばらくキノコを探していると、

「おっ!これ、うまそうばい!」とカタグリくんはまんまるでツヤツヤなキノコを発⾒。

⾷いしん坊なカタグリくんは思わずパクリ!

「ちょっと待った!!それ毒キノコだよ!!」

と慌てて紫々丸くんが注意すると、カタグリくんは「ゲゲッ!」と声を上げ湖の⽅へ

⼀直線!ガブガブとお⽔を飲んで⼝をゆすいだ直後、カタグリくんはまた別のキノコを⾒つけて「今度こそ⾒つけたばい!」と⾛り出した瞬間、倒⽊のコケを踏んで⼤転倒!

キラキラと星を散らしながら⽬を回しています。

「カタグリくん⼤丈夫!?ほら、こっち!これがちゃんと⾷べられるやつだよ!」と優しく教えて、かわいい紫⾊のキノコがたくさん⽣えている場所に到着。

紫々丸くんが夢中でバスケットに詰め始めると、カタグリくんも復活したのか

元気にキノコを探しはじめ「これが⼀番⼤きそうばい!!」と嬉しそうに抱えるくらいのキノコを掴んで引っ張り上げると…

「いてててて!痛いやん!!何すんの?!」という声がしたと思ったらそこにはカタグリくんに抱え上げられてジタバタするブルブルくん!

「あれ?似ているからキノコかと思ったばい…」と恥ずかしそうにするカタグリくんそれを⾒てブルブルくんも紫々丸くんも⼤笑いするのでした。

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