ある晴れた日の午後、ブルブルくんとアイアイちゃん、紫々丸くん、カタグリくんは仲良く森でお散歩していました。
「いたっ」
ブルブルくんの足に何かがぶつかり、蹴飛ばしてしまいました。
「なんやろ」
ブルブルくんは蹴飛ばしたものを拾いにいきました。
「これ、空き缶やん!」
「なんでこんなところに空き缶が…」アイアイちゃんが残念そうに言いました。
「あっちにもあるぞ!」
カタグリくんも見つけました。
いたるところに空き缶が落ちているのです。
「誰がこんなことを……」
ブルブルくんは憤りを感じました。
その後、4人でたくさんの空き缶を拾いました。
「ふー、これで全部拾えたかな。ゴミ袋いっぱいになったね。ゴミ回収場所まで遠いなぁ」
紫々丸くんがへとへとになりながら言いました。
「なんかにできたらええねんけどなぁ…」
「ブルブルくん!私いいこと思いついちゃった!」
「なんや、アイアイちゃん」
アイアイちゃんの提案に内心ひやひやしながらブルブルくんは聞きます。
「あのね、これに絵を描いて、土を入れて花を育ててみない?かわいい植木缶をつくるの!」
「それはいいね。この辺りに花がいっぱいになったら華やかになるね」と紫々丸くんが同意しました。
早速ブルブルくんたちは家から絵を描く道具を持ってきました。
そして思い思いに絵を描きました。
「ブルブルくん上手ね」
「アイアイちゃんも可愛くかけてるね」
数日後、出来上がった植木缶に土を入れて花の種をみんなで植えました。
毎日みんなで水をやると、数ヵ月後たくさんの植木缶からきれいな花がたくさん咲きました。
それから、その周辺はみんなの癒しスポットとなり、ポイ捨てをする者はいなくなったそうです。
あなたの作品も投稿してみませんか?
応募はこちら