腸トラブルの解決には「腸もみ」が効果的!?1日1分からできる腸もみのやり方と、コツをご紹介します。あなたも快適な美腸習慣を始めてみませんか?

腸もみのメリット
腸をマッサージすることは、腸内環境を整えるのに役立ちます。
便秘や下痢など、腸のトラブルには生活習慣の改善も必要ですが、腸をもむことで血行が促進されて蠕動(ぜんどう)運動が盛んになります。不要なものを便と一緒に流すことで、巡りの良い健康な体を手に入れましょう♪
便秘や下痢以外にも、風邪をひきやすい、冷え性、お腹が張ったり重だるい、なかなか眠れない、イライラする、ニキビができやすいなどの特徴がある人は特に必見です!
腸もみの基本姿勢
腸もみを行うときのルールとして、「食事の前後1時間は避ける」「息を吐くときに押し、吸うときに力を抜く」「心地よい強さで押す」ことを守るようにしましょう。できるだけ毎日続けることも大切ですが、気がのらないときは休みながら行ってください。
まずは、効果を高めるための「3つの基本姿勢」をマスターしましょう。
①椅子に座る
椅子やソファーに深めに腰をかけて背中を少し丸め、やや前かがみで腸もみをする。逆に、浅めに座って、背 もたれにもたれかかりながら腸もみをしてもOK
②お風呂のなかで
湯線の中で膝を少し立てて湯もみをする。
③寝ころんで
仰向けに寝て、膝を立てた状態で腸もみをする。朝起きたときや寝る前の布団の中でもOK!楽な姿勢で行うことができるので、日常生活のなかでも気軽にできますね♪

実践してみよう!腸もみのコツ
①小腸もみ
おへその上あたりに両手を重ねて置きます。お腹の真ん中あたりを、手のひら全体で包み込むイメージです。そのまま手の位置をずらさずに、手首を使って時計回りに回転させます。1周は5~6秒で、10周を1セットにして好きなだけ行います。自然な呼吸のリズムを意識することで、腸からキュルルと音が鳴ることもあります。
②大腸もみ
利き手を下にして、人差し指、中指、薬指の3本の指の腹が重なるように手を合わせます。そして、指の重なった部分で5か所を押していきます。
下痢気味の人は「右骨盤の内側」と「右肋骨の下」、便秘がちな人は「左肋骨の下」と「左骨盤の内側」あたりに痛みを感じる場合があります。左骨盤の内側は、他の場所よりもややしっかりめに、小さな円を描くように刺激するのがポイントです。
痛みが変わらなかったり痛みが強くなったりしたら、押さずに時計まわりにさするだけにしましょう。心地よさを感じるぐらいが目安です。
毎日の生活ルーティンのなかに、腸もみをぜひ取り入れてみてくださいね?
【参考】『若々』2021年9月号